2012年8月3日

津波から必ず逃げ延びる方法

四方を海に囲まれている日本においては、津波は不可避な自然現象です。

どんなに大きくて丈夫な堤防をつくっても、どこかに穴や抜けがあれば、津波はそれらを破壊し、乗り越えてきます。では、どうすれば津波から必ず逃げ延びることができるのでしょうか?

ウェザーニューズが公表した「東日本大震災 津波調査」によりますと、津波から逃げ延びた人のポイントは次の3つです。

①大津波警報  ・・・警報を聞いたか?
②避難開始時間 ・・・地震発生後、何分で避難をはじめたか?
③避難経路 ・・・どのような手段(車、徒歩)で、どこ(避難所、高台)へ向かったか?

この中で、①大津波警報と③避難経路は、防災無線や町内放送のためのスピーカーを整備したり、避難経路マップの整備、案内板の整備などのハードで対処できます。但し、②避難開始時間はハードでは対処できず、準備と心構え(教育)の問題となります。

調査報告にも、津波でなくなった方の5人に1人は避難しない(もしくは避難できなかった)ことが記されております。

いかに避難開始時間を短縮するか?

もし5分以内に高台に登れば助かる、あと3分しか残り時間がない、といった情報があれば、多くの人たちが避難するでしょう。

この"5分"、"3分"を計算するのが『避難計画策定支援システム』によるシミュレーションです。

これまでのシミュレーションは、津波の遡上や浸水深を計算するのみでしたが、『避難計画策定支援システム』では、住民の避難行動を合わせて計算することで、住民個別の避難開始時間を計算することができます。

つまり、自分の住む家は地震発生後何分以内に避難すれば助かるか?を知ることができるのです。

この新しいシステムにより、1人でも多くの方が津波から逃げ延びることができれば幸いです。

【ニュースリリース】 2012年8月1日
津波・河川氾濫と避難を同時に解析する「避難計画策定支援システム」を開発
~  自治体や企業の防災計画策定・検証を強力にサポートします  ~
http://www.kke.co.jp/news/pdf/2012/Newsrelease_evacuation_plan.pdf


(M.Tamada)

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