今回のイノベーションゲームでは、次の4つの改善を行ないました。
①もっと身近で具体的なアイデアを発想するため「15年後の名古屋・・・」と冠をつけ、事前アンケートを行った。
②もっと深い議論をするために、ゲーム実施前に課題を与えた。
③2チーム同時並行でゲームを実施して、アイデアを比較した。
④ゲーム後にみんなでアイデアの深掘りを行う、事後グループワークを実施した。
【事前準備】
15年後の名古屋にはリニアモーターカーが走り、街並も大きく変わるはずです。そこで、未来を予見するために名古屋について以下の事前アンケートを行いました。
Q2) 残したいもの、続けたいものは何か?
Q3) 伸ばしたいもの、新しく始めたいことは何か?
参加者の皆様から頂いた回答は次のとおりです。
Q1) 抱えている問題、解決すべき問題は何か?
交通渋滞・交通マナー、一次産業の後継者不足、保守的な気質、製造業の空洞化、方言の受けが悪い・・・
Q2) 残したいもの、続けたいものは何か?
食文化、観光地、伝統、匠の技、地下街、産業基盤・・・
Q3) 伸ばしたいもの、新しく始めたいことは何か?
魅力のある観光施設、自然食カフェ、自転車利用、高齢者・障害者にやさしく、新しい交通システム・・・
頂いたアンケートの回答を踏まえ、ゲーム前に与える課題を次の2つとしました。
課題1「健康・安心」 課題2「文化・にぎわい」
【ゲームの様子】
Aチーム、Bチームに10名ずつ分かれ、前半を課題1「健康・安心」、後半を課題2「文化・にぎわい」にてゲームを行ないました。
課題1「健康・安心」
Aチームは「高齢者の病気について、健康診断や行動計測を使って生活を支援する」、Bチームは「健康な高齢者を活かす環境づくりやサービスを提供する」という議論がなされました。
課題2「文化・にぎわい」
Aチームは「旅行者に楽しんでもらうために、体験型サービスやボランティアと連携したサービスを充実させる」、Bチームは「建築家の立場で、都市計画という器づくりとその中で必要なコンテンツ」という議論がなされました。
同じ課題が与えられたわけですが、参加される方々の個性や背景、興味が異なると違った未来が見えてきて、異業種交流の面白さが発見できました。
また、ゲーム前に課題を与えたことで、消費者がより具体的にニーズを出していたことが印象的でした。
【事後グループワーク】
ゲーム中に提案されたアイデアの中から、評価の高い3つのアイデアをグループワークで深掘りしました。
B. 「病院とショッピングモールが融合した高齢者の生活を支援する場づくり」
C. 「旅行者の感動や発見を共有する観光案内」
ここでは、ある意味、瞬発力で発想したアイデアを皆でじっくり考えてみるフェーズであり、元のアイデアを活かして更に応用可能性を高めたり、アイデアをタネとして違った事業化モデルとしてまとめたり、そのアイデアが世の中に与える影響をネットワーク的に考えたり、とこれまでにはない深掘りを行うことができました。
【総評】
半日という短い時間の中で、15年後の名古屋をスマートシティにするための3つのヒントが得られました。
高齢化社会であることを前提として、高齢者が健康になるまちづくり、健康な高齢者の経験やスキルが活かせるサービスの提供、そのためのインフラ整備(生活・職場・モビリティ)。
②「育てる」
歴史と文化(特に食文化)の良さを再発見し、長期的な視点で育て、国内だけでなく世界に向けてアピールすることの重要性。
③「シェアリング」
モノ、ヒト(スキル)、場所、時間、移動手段を共有し、スマホやSNSによる情報流通、ボランティア活動等と融合することで、新しい商品・サービスを提供する可能性。
次回は更に進化したイノベーションゲームを提供できるよう準備しますので、ご期待下さい!
(M.Tamada)
0 件のコメント:
コメントを投稿